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発行年:2024年4月、サイズ:A4判、ページ数:24p、重量:112g
江戸時代、多くの酒蔵が立ち並び、往来にはたくさんの人々が行きかいにぎわった伊丹の町。伊丹で造られた良質な酒は「伊丹諸白」「丹醸」などと特別な名前でもてはやされ、江戸で人気を博します。旧岡田家住宅・酒蔵は、そんな伊丹の町の中心に延宝2年(1674)に建てられ、昭和59年(1984)まで300年以上ものあいだ酒造りが行われていました。建築年代の明らかな酒蔵として最古で、江戸時代に栄えた伊丹の酒造りを今に伝える重要な遺構であるため、平成4年(1992)に国の重要有形文化財に指定されています。
2024年4月、旧岡田家住宅・酒蔵が建立されてから350年を迎えます。それを記念し、旧岡田家住宅・酒蔵について、また伊丹での酒造りについて紹介します。